被害者がいるということ

どんな事件にも被害者と加害者がいるように、交通事故という面においても加害者と被害者が存在します。そして、多くの場合は加害者が被害者に対して責任を負わなければなりません。本来であれば歩行者に過失が認められる場合でも、現行の法律上、それによって運転手の責任がゼロになるということは、非常に難しいのです。ですから、そういった事態が発生したことによって、ほぼ必ずと言ってよいほど、責任を負わなければならない機会が来る、ということが分かります。

しかし、本当の問題点はそこではありません。責任を負うかどうか、という点ではなく、私たちは、自分の愚かな運転によって、そのように誰かの人生を180度、しかも悪い方向に変えてしまうような事態になる「可能性がある」、ということです。普段は自分のことだけ考えて運転していた、そのつけが、周ってくる可能性があるのです。自分は事故を起こしたことが無いから大丈夫、運転もうまいと自負しているから大丈夫、ゴールド免許だから大丈夫、というような過信を抱いていると、周りのことが見えなくなって、安全、という点が住みに追いやられてしまう可能性があります。だからこそ、私達はこれについて、もう一度考えてみるべきなのです。